『お探し物は図書室まで』の感想

青山美智子著

お探し物は図書室までの感想

読書のきっかけ・目的

本が好きなこともあって図書館や本屋など本の周りの空間も好きでよく読みます。2021年本屋大賞第2位の話題の小説の舞台が図書室ということでぜひ読みたいと思い手にしました。

本のエッセンス（要約）

コミュニティハウスの中にある小さな図書室。習い事やお使いなど様々な理由でコミュニティハウスに訪れ、図書室があることに気づき、ふらっと寄ってみることに。「何をお探し？」と不愛想だけど聞き上手な司書さんが選んでくれる本の中に思いもよらない本が。自分が本当に探しているものは何なのか。仕事や人生に行き詰まりを感じている来訪者を本と可愛い付録で前を向けるように背中を押してくれる物語。

感想

図書室で働く司書2人がまず好きです。一人では生きていけないけど、人間関係は時に煩わしい。そんな誰もが思ったことがある悩みから、自分の身の振り方でそれぞれ悩みを抱えている5人の気持ちがすごいわかります。今自分が抱えている悩みじゃなくても将来的に抱える可能性がある内容なのでどんどん読み進められます。読んだ後、軽く深呼吸して前を向く気持ちになることができました。